口笛で吹き口を鍛える。吹き口(唇)をセンシティブに。

教本紹介ページでも紹介しているトレバーワイさんの音作り教本 にも出ている「唇のしなやかさ」


音作り、すべてのテクニックの基本は「息」にあると思うのですが、しかしながら唇のしなやかさはとても重要です。ppが欲しい時(こと高音域で)、跳躍を演奏する時・・・何かと必要なのは、唇のしなやかさだと思います。


さて、そんな唇のしなやかさ。


どうやってゲットするかというと、トレバーワイさんの教本に載っているようなアルペジョ的エチュードを熟すという方法もあります。

どうやら改訂版CD付きが出ているようですね。

 
トレバーワイさんの基礎練習教本 第1巻

というか、多分この方法は唇のしなやかさを鍛える以前に色々な意味で役に立ちますので、是非やりましょう。他ライヒャルトのエチュードなども、ヴァンサン・リュカさんの下でたくさんやらされました。


さて。

表題にある通りですが、その唇のしなやかさ、吹き口を整える(唇の穴の空いてる部分)という良い練習方法で、「口笛」があります。ピッコロを吹く人にも大変おすすめです。ピッコロはフルートより歌口(フルートの頭部管の穴)が小さいので、自分の唇の穴もよりセンシティブな方が良いのです(フルートの3オクターブ目を吹くようなアンブシュアで吹いてはいけないのです!)


ビデオの方うまいです。でもフルート吹ければ、結構口笛は行けるのです。



お気づきかもしれませんが、この方結構ブレスしてるんです。それだけ口笛も息使うんですね。お腹の支えが重要そうです。

私たちの目的は口笛を上手く吹くことではなくて、口笛を使って、フルートが上手くなることです。フルートを練習出来る時間は限られていますが、口笛なら夜でも騒音って言われないですしね。


吹き口を整える練習に口笛を使おうと思ったら、ヒョットコにしないで吹くのが重要です。 (フルートを吹く形よりは、もちろんヒョットコになります)ヒョットコやほっぺ膨らむ口笛奏法だと、綺麗な音も出ないです。


唇全体の形はそんなに変わりません。 ビデオのこの方止まりくらいかな。


吹き口はとってもセンシティブ。その感覚をより一層磨くことで、色んなテクニックが可能になってきます。私は特に、ppの低音(大きな音が出ないからppではなくて…)、ppの高音がずっと出しやすくなる気がします。現代テクニックのホイッスルトーンもやりやすくなります。

とりあえずは、低音から高音までの音域をまず広げる練習。

唇の穴は空いてるのか空いてないのか…くらいな感じです。フルートと同じで高音は小さめの穴、低音は大きめの穴になりますが、実際の見た目の差は極僅かです。 感覚では結構変わるかもしれません。


低音域もあまり吹き口が大きくなりすぎると音にならなくなってしまいます。 外は広くしないで口の中を広く保つ。不思議なことに、これもお腹からの支えがあると低音も出やすいです。

 何かに感心・感銘して

「 おーー」

っていう時ありますよね。その「おー」はかなり低い声で、胸骨辺りに反響しています。
 フルートで低音を吹く時もその感覚です。フルートの管体だけではなく、自分の体内共鳴も使うわけです。フルートだと低音の”音量”でわかりますが、それが口笛だと、あからさまに出る音域に影響してくるので、練習すると楽しいですよ。


高音域はフルートのように口を横に引っ張ってしまっては音が出なくなります。頼るべきは口の横引っ張りではなくて、吹き口のセンシティブさなのです。慣れると、実は難しいって思われる(実際難しい)フルートの高音域ppも、まるで口笛でも吹いてるかのような感覚です。もちろん息の支えとのコンビネーションによって可能なのですが。


口笛なら、蛇が出るぞ・・・と言われない限り、夜でも練習出来ますし、さりげなく色んなところで練習が出来るので是非試してみてください。


この記事を書いていて気付いたのですが、低音の練習については書いていませんでした。現代奏法のホイッスルトーンについても書いていきたいと思います。


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