練習方法:改造練習 - アーティキュレーション

明けましておめでとうございます。つい最近始めたつもりのこのサイト既に1年経ちました。1年ちょっとで3万人越えの来訪有り難うございます。これからも合間を縫って更新して行きます。質問やリクエストがありましたらコチラにご投稿下さい。


どうも上手く吹けないと言う時の練習方法として、練習の工夫のすすめを以前に上げました。書いてあることを少し変えて練習する方法を、私は『改造練習』と呼んでいます。(参考:練習の工夫

前回はリズムを変えて練習する方法をお伝えしましたが、今回はアーティキュレーションを変えて練習する方法です。アーティキュレーションは、超王道本&一生役立ち本である音階教本タファネル・ゴーベール(ルデュック版フルートクラブ版とあります)に載っているのを参考にされればよいと思います。


用例:




アーティキュレーションを変える練習は、例えば連符(速いパッセージが続く)『何となく出来てるのだけれど、どこかばらついている気がする』時に役に立ちます。なぜなら、聴き心地の良いアーティキュレーションは舌と指のタイミングがバッチリ合っていなくてはならず、指のコントロールが要求されます。(もちろん舌のコントロールも同等に要求されますが)そして、アラというか、音のバラつきのような物がアーティキュレーションを変える事で見えてくることもあります(実は上手くミが出てなかったのを気にしていなかったのが、タンギングしたら全く出なくなって気付いたとか・・・)アラがどんどん取れて行くのです。何となく全体的には出来ているケーキだけど、どうも見た目が野暮ったいケーキ・・・を素敵な繊細なケーキにしたい、そんな時に使える練習という感じでしょうか。

またアーティキュレーンは、言ってしまえば『表情』です。この練習では各アーティキュレーションの持つ表現力と、タイミング注意しながら練習して下さい。アーティキュレーションと表情(イメージ)については、タンギング項でもお話しているので参考にして下さい。

故小泉先生の著書でも書かれていますが、『音の練習の時は、指にも気を使い、指の練習の時には音にも気を使う』つまり、指の練習だから音はどうでも良いとか、アーティキュレーションは適当にとか・・・それではいけないということですね。

改造練習まだまだあります!


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